結婚のその先に
パジャマ姿の啓吾がいた。


無防備な姿にいつも反則…と思いながら挨拶をする。



必要最小限のものしかない無機質な部屋は少し冷たいようにも思う。




「適当に待ってて」




啓吾はそう言うと浴室へ向かう。




栞菜は読みかけの新聞をたたんで飲みかけのコーヒーを新しくいれなおしキッチンを掃除した。




いつか一緒に住んだらしたいことがたくさんある。




でもいつになるかはまだわからない、、、




今後のことを考えるうちにいつの間にか啓吾が目の前にいた
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