結婚のその先に
あきらかに様子がおかしいことに気付き啓吾は栞菜の父から栞菜の部屋番号とデジタルキーの番号を聞き出した。




すぐに栞菜が一人暮らしするアパートに向かいチャイムを押すが応答はなくキーのロックを解除すると、ベッドの上で前日のスーツ姿のまま意識をなくしている栞菜がいた。




すぐに救急車を呼び病院で精密検査をうけた栞菜は過労やストレスで血液の炎症反応や肝臓や腎臓など内臓の機能が低下していることがわかった。




免疫力の低下と炎症反応による高熱でしばらく休養することを医師から言われた啓吾はそうなるまで気づけなかった自分を悔いた。
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