結婚のその先に
車椅子から車へ乗るときもマンションに入り部屋へ行くときも啓吾は栞菜の腰に手をまわし支えてくれた。




部屋は殺風景なままでも栞菜にはキラキラして見えた。



これからここでの生活がはじまる、、、



今はまだぎこちなくて…そこに愛はなくてもいつか本当に気持ちが通い合えたらいいな…


そんなことを栞菜は思っていた。
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