結婚のその先に
会場に着くと啓吾は栞菜に腕を差し出し自然とふたりは腕を組んだ。




まわりの視線に栞菜は少し照れながらうつむく。




受け付けに着くと栞菜はふたり分の名前を書いた。




改めてふたりの名前を並べて書くとグッと来るものがあった。




もうすぐ同じ名字になる、、、




啓吾の隣にしっかり立てるようにならなきゃ、、、



「高宮さんと藤崎さんは新婦の控え室にいらしてください」




受付にてそう言われたふたりは控え室に入った。
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