結婚のその先に
「久しぶりね。啓吾。栞菜ちゃん」




美咲は純白のウェディングドレスに身を包みとてもきれいだった。




その姿をみただけで栞菜はいろいろな想いが込み上げて涙が一気に溢れ出す。




せっかくの日に泣いたらいけないと思ったのに、、、




栞菜は啓吾の大きな背中の影に隠れた。




「きれいだよ、美咲。こいつ、泣き虫なんだ。あまりにきれいで感動したんだろ?」



啓吾がすかさずフォローしてくれる。




栞菜はこくこくと頷いた。
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