異邦人
カラオケ大会が終わると俺たちの部屋に女子も招いてカードゲームを行った。勿論、女性陣の中には木原さんもいた。俺の隣に座る橋本が俺のカードを覗いてきた。その時に浴衣の隙間から谷間が覗けて少しドキッとした。
「なんだよ」と俺が聞くと「ババ、増田くんが持ってるー!」と言ってきた。「おい!何バラしてんだよ!」と言うと「キャキャ」と橋本は可愛い笑い声を上げた。
「こいつ!お前のも見てやるからな!」と言って橋本の手首を掴んだ瞬間、橋本が避けようとしてバランスを崩したのでそのまま俺も釣られて体勢を崩し、俺が橋本を押し倒すかたちになってしまった。
橋本を見下ろすと顔を真っ赤にして俺を見上げていた。
「ひゅーひゅー!いちゃつくなら別の部屋に行けよ」と佐藤くんが冷やかし、みんなが笑った。俺は体を起こし「違いますよ!よろけただけです」と必死で否定をした。佐藤くんの隣に座る木原さんと目が合うと彼女はさほど関心なさそうな冷ややかな目で俺を見ていた。「だから、違いますって」すると起き上がった橋本は「すけべ」と冷たく言い放った。また笑い声が起こったが「だから、違うだろっ」と言って俺は冗談が言えない程に否定した。
「そろそろカードゲームも飽きたから怖い話でもしません?」と佐藤くんが木原さんに向かって提案すると「ごめん、私そうゆうの苦手だからみんなでやって」と言って立ち上がった。「あ、別に怖い話じゃなくても別のことをしましょうよ」と佐藤くんは焦って言い直したが「ごめん、私部屋に戻るからみんなで楽しんでね」と言って部屋を出てってしまった。一瞬場が静まり返った。内田君が「怖い話します?」と聞き返すと「別に」と言って佐藤くんがその場に寝転がった。恐らく木原さんがいなくなってどうでも良くなったのだろう。すると橋本が思いついたように「そういえばさっき温泉入った時に木原さんの裸見たんだけど、超綺麗だったよ!」と言ってきた。「え?」俺も含め男性陣も反応したが、その中でも佐藤くんだけは体を起こして前のめりになって反応した。「なんかー全身真っ白でー女神のように綺麗だった」と彼女が言うと佐藤くんが唾をごくんと飲み込んだのが見えた。バレバレだよねと言った橋本のセリフを思い出した。
「俺、行ってくるわ」
「え?」
佐藤くんが立ち上がると一同が驚いて彼を見上げた。
「なんだよ」と俺が聞くと「ババ、増田くんが持ってるー!」と言ってきた。「おい!何バラしてんだよ!」と言うと「キャキャ」と橋本は可愛い笑い声を上げた。
「こいつ!お前のも見てやるからな!」と言って橋本の手首を掴んだ瞬間、橋本が避けようとしてバランスを崩したのでそのまま俺も釣られて体勢を崩し、俺が橋本を押し倒すかたちになってしまった。
橋本を見下ろすと顔を真っ赤にして俺を見上げていた。
「ひゅーひゅー!いちゃつくなら別の部屋に行けよ」と佐藤くんが冷やかし、みんなが笑った。俺は体を起こし「違いますよ!よろけただけです」と必死で否定をした。佐藤くんの隣に座る木原さんと目が合うと彼女はさほど関心なさそうな冷ややかな目で俺を見ていた。「だから、違いますって」すると起き上がった橋本は「すけべ」と冷たく言い放った。また笑い声が起こったが「だから、違うだろっ」と言って俺は冗談が言えない程に否定した。
「そろそろカードゲームも飽きたから怖い話でもしません?」と佐藤くんが木原さんに向かって提案すると「ごめん、私そうゆうの苦手だからみんなでやって」と言って立ち上がった。「あ、別に怖い話じゃなくても別のことをしましょうよ」と佐藤くんは焦って言い直したが「ごめん、私部屋に戻るからみんなで楽しんでね」と言って部屋を出てってしまった。一瞬場が静まり返った。内田君が「怖い話します?」と聞き返すと「別に」と言って佐藤くんがその場に寝転がった。恐らく木原さんがいなくなってどうでも良くなったのだろう。すると橋本が思いついたように「そういえばさっき温泉入った時に木原さんの裸見たんだけど、超綺麗だったよ!」と言ってきた。「え?」俺も含め男性陣も反応したが、その中でも佐藤くんだけは体を起こして前のめりになって反応した。「なんかー全身真っ白でー女神のように綺麗だった」と彼女が言うと佐藤くんが唾をごくんと飲み込んだのが見えた。バレバレだよねと言った橋本のセリフを思い出した。
「俺、行ってくるわ」
「え?」
佐藤くんが立ち上がると一同が驚いて彼を見上げた。