お前何言ってるんだよ
タイトル未編集

野球部

お前何を言ってるんだ
主人公 島崎タケル
親友 岡本翔太

高校生活

部活
ーーーーーーーーーーーーー

俺は、野球部の島崎タケル。

小さい頃から、野球が大好きで、ずっと楽しんできた。
甲子園に向けて毎日野球三昧だ。

「おーい、そこの一年!今から走り込みするぞ!」
と、2年のタケルが言った。
「はい!わかりました!みんな、がんばるぞ!」
と、高校一年で将来が有望な後輩山田太郎が言った。

実はうちの高校、野球部としても名門校だったが、なぜか一年上の三年生が一人もいない。だから、俺たちは、こうやって2年だけど先輩として後輩を引っ張っている。
そして俺は、エース兼、外野手。つまり、投げて打っての二刀流。
メジャで活躍し始めている大谷のような活躍ぶりから、周りから大谷と呼ばれることもしばしば。
投げるのも、打つのも守備するのも、野球の全てが好きな俺は、全てに全力で取り組んだ。
そして、俺は四番打者も務める。

※4番とは野球においては誇らしい打順。主にホームランが打てるような、強いバッターが入る、打者にとっては特別な打順。

俺は、2年ながらプロのスカウトからも注目されていて、プロになりたいと思っている。

やりたいことはとことん頑張る性格だから、ここまで来れたんだと監督はよく言う。

「おーい、タケル!帰りご飯行こうぜ!」
と親友の岡本翔太が俺を呼んだ。
「おー!行こうぜ!」
といい、ここの地域では、学生がよく集まるひまわり食堂に二人で行った。

「お前さ、後輩からめっちゃモテてるぞ。」
と翔太が言った。
※開帝高校ではみんなが下の名前で呼ぶ。
「いや、別にそれがどうしたん?」
「お前羨ましいぞ。あんなに可愛い女子から好かれるなんて。」
「好きでもない人に好かれてどんないいことがあるん?」
「羨ましすぎるー」
と女子のような言い方で返してきた。



翌日部活で練習試合を行なった。
タケルは打者としては三打席連続ホームランを放ち、投手としては完璧な2安打無失点で完封した。
相手も強豪の帝京高校。
ここまで圧勝すると甲子園優勝が見えてきた。
しかし、辻監督からタケルは怒られた。しかし、翔太は怒られなかった。
翔太は三打席連続併殺打と、凄まじく酷い結果だったにもかかわらず怒られなかった。
辻監督はタケルに、
「お前は投げて打っての二刀流だからって調子乗りすぎだ。成績としてはいい。だがお前はいつも無口だろ?それを今すぐやめろ。そうじゃないとベンチに落とすからな!」
と、大声で怒鳴られたタケルは、涙を流しながら一人で家に帰った。
親から、どうしたの?と聞かれても無口で二階の自分の部屋に行きご飯も食べずお風呂にも入らず寝てしまった。

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