ツンデレ黒王子のわんこ姫
番外編
突然の婚約破棄?
9月のよく晴れた日の大安吉日。
それは、健琉と芽以の結婚式が行われる予定の日だ。
健琉と芽以が怪我をしたあの日、二人は本当に心を通わせ、名実ともに恋人同士・婚約者になった。
それからというもの、この半年の間に、二人は結婚式のための準備に追われバタバタと毎日を過ごしていた。
一緒に住むマンションの購入、結婚式の招待客の決定にブライダル関係の打ち合わせ。
仕事にも不馴れな芽以には、あまりにも過酷な環境であったといえる。
「健琉さん、結婚式って思ったよりもずいぶん大変なんですね」
結婚式参加の返事を整理する芽以はため息をついた。
「辛いなら辞めるか?」
「そうですねえ,,,。」
「えっ?マジで?」
フフッと笑う芽以も随分健琉の取り扱いに慣れてきていた。
俺様でも、腹黒でも、所詮は健琉はツンデレなので、最後にはデレてくれるのを芽以は知っている。
「嘘ですよ。頼まれたって辞めません」
健琉の腕に抱きつく芽以を、健琉が愛おしそうに抱き締める。
「馬鹿、俺が手放すかよ」
からかいあっても所詮はイチャイチャの延長。
半年経っても、二人のラブラブは続くのだと、この時の二人は信じていたのだ。
それは、健琉と芽以の結婚式が行われる予定の日だ。
健琉と芽以が怪我をしたあの日、二人は本当に心を通わせ、名実ともに恋人同士・婚約者になった。
それからというもの、この半年の間に、二人は結婚式のための準備に追われバタバタと毎日を過ごしていた。
一緒に住むマンションの購入、結婚式の招待客の決定にブライダル関係の打ち合わせ。
仕事にも不馴れな芽以には、あまりにも過酷な環境であったといえる。
「健琉さん、結婚式って思ったよりもずいぶん大変なんですね」
結婚式参加の返事を整理する芽以はため息をついた。
「辛いなら辞めるか?」
「そうですねえ,,,。」
「えっ?マジで?」
フフッと笑う芽以も随分健琉の取り扱いに慣れてきていた。
俺様でも、腹黒でも、所詮は健琉はツンデレなので、最後にはデレてくれるのを芽以は知っている。
「嘘ですよ。頼まれたって辞めません」
健琉の腕に抱きつく芽以を、健琉が愛おしそうに抱き締める。
「馬鹿、俺が手放すかよ」
からかいあっても所詮はイチャイチャの延長。
半年経っても、二人のラブラブは続くのだと、この時の二人は信じていたのだ。