ツンデレ黒王子のわんこ姫
「要するに、お義父さんが酔っぱらって約束した桃山靖国さんと芽以の婚約を忘れていたと,,,。」
「はい。私と健琉さんの結婚式の招待状を見て、桃山さんが怒って連絡してきたと言ってました。美術館の援助を打ち切るとも,,,」
健琉と芽以は、再び向かい合って座っていた。
「しかし、招待状は3か月前に出していたはずだろう?このタイミングで文句を言うなんて意図的だとしか思えない」
健琉は怒りの表情を浮かべていたが、淡々と言葉をつないだ。
「靖国さんがどう考えていらっしゃるかはわかりません。でも、桃山の伯父様が私を娘に欲しいと言ってたのは事実で,,,」
健琉は、芽以の言葉を聞いてスマホを取り出し、芽以探しにも一役買ってくれたIT企業の社長、松原真那人に電話をした。
「おう、真那人。,,,ああ、お陰で無事に見つけ出すことができたよ。それで、もうひとつ頼みたいことがあるんだけど,,,」
そう言って、健琉は真那人に桃山靖国について調査を依頼した。
真那人はITを駆使して、あらゆる方面の調査を行う会社も運営しているのだ。
『ああ、それなら夜までには調べることができると思う。連絡するよ』
靖国の仕事と女関係。そして実家の状況。
それらがわかれば何らかの手立てがあるはずた。
「健琉さん?」
健琉は、いつもの意地悪そうな笑顔を浮かべると
「そんな顔すんな。お前はただ俺の側にいればいい」
と言って不安そうな芽以の頭を撫でた。
満面の笑顔を見せた芽以。
"絶対に誰にも渡さない"
健琉は決意を新たにした。
「はい。私と健琉さんの結婚式の招待状を見て、桃山さんが怒って連絡してきたと言ってました。美術館の援助を打ち切るとも,,,」
健琉と芽以は、再び向かい合って座っていた。
「しかし、招待状は3か月前に出していたはずだろう?このタイミングで文句を言うなんて意図的だとしか思えない」
健琉は怒りの表情を浮かべていたが、淡々と言葉をつないだ。
「靖国さんがどう考えていらっしゃるかはわかりません。でも、桃山の伯父様が私を娘に欲しいと言ってたのは事実で,,,」
健琉は、芽以の言葉を聞いてスマホを取り出し、芽以探しにも一役買ってくれたIT企業の社長、松原真那人に電話をした。
「おう、真那人。,,,ああ、お陰で無事に見つけ出すことができたよ。それで、もうひとつ頼みたいことがあるんだけど,,,」
そう言って、健琉は真那人に桃山靖国について調査を依頼した。
真那人はITを駆使して、あらゆる方面の調査を行う会社も運営しているのだ。
『ああ、それなら夜までには調べることができると思う。連絡するよ』
靖国の仕事と女関係。そして実家の状況。
それらがわかれば何らかの手立てがあるはずた。
「健琉さん?」
健琉は、いつもの意地悪そうな笑顔を浮かべると
「そんな顔すんな。お前はただ俺の側にいればいい」
と言って不安そうな芽以の頭を撫でた。
満面の笑顔を見せた芽以。
"絶対に誰にも渡さない"
健琉は決意を新たにした。