じじぃのぼやき
「生命が
 歓迎されたから、
 おまえさまが
 存在しとるんじゃ。

 生きる意味とは、
 生きてみらんと
 見つからんもんじゃ。」


「じじぃは
 年寄りじゃ。

 死にそうに
 なったことも
 何度かある。

 今、強く思うんじゃ。

 あん時、
 死ななくて
 良かったなと。

 ここまで
 道がつながっとって
 良かったなと。

 強く、強く、思う。」


「学ばないことは
    損である。」


「振るえる心に
    善が宿る。」


「小さくて
 偉大なものは
 たくさん有る。

 じじぃは、
 その事に
 気づけて良かった。」


「そがいに
 泣いてばかり
 おったら、

 自分のまわりに
 水溜まりの出来て、
 出られなくなるぞ。

 まぁ そん時は、
 この くそじじぃが、

 助け船を出してやろ。

 じゃが、
 いっかいこっきりじゃ。
 あとは自力で
 何とかせい。

 人は、
 悲しみより、
 強くできてることを
 知らんと
 いけんからじゃ。」
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