じじぃのぼやき

｢振るえる心に、

　眼は閉じれず、

　そこに
　形づいていくもの、

　真実と信じ疑えず。｣


｢人はのぅ、

　あたたかさの
　真ん中で、

　初めて
　やさしく
　なれるもんじゃ。

　悲しみに　
　つまずいて、

　初めて
　人の痛みを
　知るもんじゃ。｣


｢じじぃは、
　自分が歩けるように
　なった日を
　覚えとらん。

　それでも、
　
　じじぃは今、
　歩ける。

　しっかり
　歩いとる。｣


｢目に
　映らない
　ものこそが、

　どんなものより
　大切なことじゃ。

　信じなければ
　無に等しいものが、

　人を動かす
　全ての
　根っこじゃ。｣


｢世の中でのぅ
　必死で何かを
　教えてくれるもんが
　何人いようと、

　気づくのは、
　自分だけなんじゃ。｣


｢人間が
　百人おったら、
　百の足跡が残る。

　百の人生がある。

　ひとつとして
　同じもんは無いぞ。

　おまえさんの
　人生は、

　おまえさんのもんじゃ。　　　　　　　　　　　｣

｢そうじゃ。
　
　人に必要とされるとな、　
　人はみんな
　
　光だすんじゃ。｣