曇り、ときどき雨。君に、いつでも恋。
桜もすっかり散ってしまった4月の中旬。
入学式から1週間経って、
高校生活にも少しだけ慣れてきて、
友達も少しずつできてきたあたし、佐藤心春は
今日から人生初のバイトを始めるんです!
「コハル~!帰ろ!!!」
元気いっぱいにあたしに駆け寄ってきたこの子は、木村アイちゃん。
高校に入って1番最初にできたお友達です。
あたしたちは出席番号が前後で、入学式の日にアイちゃんから話しかけてきてくれて、仲良くなれたの。
「アイちゃん部活は今日ないの?」
「うん!月曜日は唯一のオフなんだ!
だから今日コハルと近くのカフェでパンケーキ食べたいなって思って!!!」
うそ・・・。
あちゃー・・・・・・。
月曜日がアイちゃん部活休みだとは・・・。
・・・知らなかった。
どうしよう、バイト、月曜日にシフト入れちゃったんだよね。
うわ~やらかした!!!
なんでこんなに焦っているかというと、
実はあたしの高校、バイトは原則禁止なんです。
だからアイちゃんに、バイトだなんて言えない!!!
「ん?コハル、もしかして今日用事でもある?」
ど、どうしよう、何か言い訳しなくちゃ!
「えっと・・・、その、
今日はこれからお母さんと出掛けなくちゃいけなくて、お母さんと近くで待ち合わせしてるから一緒に帰れないの、ごめん!
今日アイちゃん部活休みだとは思わなくてっ・・・」
「そっか!わかった、それなら仕方ないね!
じゃあまた今度行こ!!」
「うん!誘ってくれてありがと。
じゃ、また明日ね!」
「ん、バイバイ!」
じゃあね、とあたしに手を振りながら走っていくアイちゃんの背中を見ながらふうっと小さく息をつく。
なんとか怪しまれずに乗りきれた・・。
良かった。
来週までに、なんかうまい言い訳考えとかないと。
って、急がなきゃ!あと30分しかない!!
ということで、あたしは今からバイトに行ってきます!!!
入学式から1週間経って、
高校生活にも少しだけ慣れてきて、
友達も少しずつできてきたあたし、佐藤心春は
今日から人生初のバイトを始めるんです!
「コハル~!帰ろ!!!」
元気いっぱいにあたしに駆け寄ってきたこの子は、木村アイちゃん。
高校に入って1番最初にできたお友達です。
あたしたちは出席番号が前後で、入学式の日にアイちゃんから話しかけてきてくれて、仲良くなれたの。
「アイちゃん部活は今日ないの?」
「うん!月曜日は唯一のオフなんだ!
だから今日コハルと近くのカフェでパンケーキ食べたいなって思って!!!」
うそ・・・。
あちゃー・・・・・・。
月曜日がアイちゃん部活休みだとは・・・。
・・・知らなかった。
どうしよう、バイト、月曜日にシフト入れちゃったんだよね。
うわ~やらかした!!!
なんでこんなに焦っているかというと、
実はあたしの高校、バイトは原則禁止なんです。
だからアイちゃんに、バイトだなんて言えない!!!
「ん?コハル、もしかして今日用事でもある?」
ど、どうしよう、何か言い訳しなくちゃ!
「えっと・・・、その、
今日はこれからお母さんと出掛けなくちゃいけなくて、お母さんと近くで待ち合わせしてるから一緒に帰れないの、ごめん!
今日アイちゃん部活休みだとは思わなくてっ・・・」
「そっか!わかった、それなら仕方ないね!
じゃあまた今度行こ!!」
「うん!誘ってくれてありがと。
じゃ、また明日ね!」
「ん、バイバイ!」
じゃあね、とあたしに手を振りながら走っていくアイちゃんの背中を見ながらふうっと小さく息をつく。
なんとか怪しまれずに乗りきれた・・。
良かった。
来週までに、なんかうまい言い訳考えとかないと。
って、急がなきゃ!あと30分しかない!!
ということで、あたしは今からバイトに行ってきます!!!