王子と私の恋愛事情。

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逃げちゃった。

私勝手に考え込んで、勝手に怒って…

最悪だ…

嵯峨くん怒って帰っちゃったかな。


走ってきた後ろの方を見てため息をつく。


「ねぇねぇ。あの子さっき嵯峨くんと一緒に居た女の人じゃない?」

「え!彼女だったりして?」

「顔見てみようよ。」


後から私服の女の子2人がヒソヒソ

ってまぁガッツリ聞こえてるんですけども…。

これ、やばい?

逃げなきゃ。


「あ!逃げた!」


私が走り出すと後ろの女の子2人も走り出す。

私ヒールだし結構やばい…。


その時…。


建物と建物の間の路地裏から手がにゅっと出てきて私の腕を掴むと路地裏に引き込んだ。


次は何!?


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