王子と私の恋愛事情。


「これ原因で落ち込んでるのもなんとなく察しがつく。」


同様してる私を見ても真顔で冷静を貫き通してる晶。


「晶、教室に居たの?」

「俺じゃないけどね。……
莉奈はあんな事されてまであいつが良いの?」


その質問に答えることができなかった。

キスされた事を別に嫌とは思わなかった。

冗談だってまた言われた事にすごく傷ついたのは覚えてる。

でもそれがどうしてなのかはわからない。


「莉奈……俺の気持ち気づいてる?
俺、莉奈の事好き。」


晶は私にとってとっても大事な幼馴染で大親友。

そんな風に1人の男として見た事なかったから突然の告白に余計に頭が真っ白になった。


「ご、ごめん私………
晶の事好きだけどそういう風に見れない。」

「あいつの事好きだから?」

「違う!嵯峨くんの事は好きじゃない。」


自分で言って心に傷がつくのがわかった。

胸の奥がチクチクする…。


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