王子と私の恋愛事情。


今思えば小さい頃公園で助けてもらった時から嵯峨くんと私は結ばれる運命だったのかもなんて思ったり。

こんなのちょっとバカっぽい考えなのかな。

でも、嵯峨くんも私もずっとあの時の事覚えてて高校でこうして出会えて…本当にキセキ。

私が変われたのも、ドキドキを知ったのも全部嵯峨くんがいたから。

こんな事言ったら嵯峨くんは『バカじゃねぇの?』とか言ってバカにしそうだから言わないでおこう。

それからこの初恋の気持ちを思い出させてくれたのは乃愛で、友達の大切さも晶が教えてくれた。

みんながいたから今の自分があるんだろな。

私、幸せ者だ…。


< 96 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop