王子と私の恋愛事情。

----
------
--------

「「「あ……。」」」


次の日お泊まりをした私と嵯峨くんは一緒に学校に行く途中晶とバッタリあってしまった。

晶は少し場が悪そうに早歩きで歩き始めた。


「晶!私ね、嵯峨くんと付き合う事になったの、一応報告。」

「見ればわかるよ。お幸せに。
あ、晴人莉奈の事泣かせたらすぐ別れてもらうから、俺の1番大切な親友なんだからちゃんと大事にしてよね。」


振り向いた晶はそうぶっきらぼうに言ってたけど"晴人"って呼んでた。

これは仲良くなるチャンスかも…


「あたりまえ、晶に取られるような事は絶対しねぇよ。」


それを聞くと晶はスタスタと歩いて言ってしまった。

2人の態度の急変っぷりについていけない私はキョトンとしてしまう。


< 97 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop