愛されたかっただけ
どれくらい時間が経っただろうか。
いつの間にか寝てしまっていた。
隣を見ると彼はいなかった。仕事にでも戻ったのだろう。


携帯を手に取ると画面に表示されている通知をタップしてラインを開いた。

彼から”仕事に戻るね”とだけ入っていた。

”頑張ってね”と送り携帯を置いて布団に包まる。

「なんか疲れたな・・・」

ボソッとぼやいて大きく深呼吸をして体を思いきり伸ばす。

「はあああああああああ」

体の力を一気に抜き脱力したら一気に襲ってくる睡魔。

私はそっと目を閉じてもう一度眠りについた。

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