君の笑顔は眩しく、ときどきせつない

「なんかいい人そうだね」

「爽やか美少女じゃん!」

教室内がザワザワしてる中、

俺はたったひとり黒板に大きく書かれた彼女の名前を見つめていた。

芸術科までいかなくても参考書を返せることに関してはいいかもしれない。


だが、




3年間クラス替えがないこの学校で、
俺は彼女と過ごせる自信がない。
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