君の笑顔は眩しく、ときどきせつない
そんな疑問と戦いながら
1日は過ぎて部活の時間になった。



「いーちっ!にーっ!」



嘘だ。こんなの嘘だ。
彼女はサッカーシューズを履き、
大きな声で部活をしていた。


「ゆうっ!!!」
「っっっ!」


気づいたら俺に向かってボールが飛んできていた。
うまくトラップできないまま、ボールが脛に直撃した。

「ほら!そこ!しっかり!」


永澤から喝が飛ぶ。

おかしいだろ。

この状況、なんなんだよ。

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