君の笑顔は眩しく、ときどきせつない
「私は、君のことをもっと知りたいと思う。」

ド直球に、

ガードを準備する間も与えることなく、

彼女は自分の考えを一気に話終えた。



「さっ、君の反論は?」



「俺は君の秘密、秘密かどうかも知らないが、知りたくて知った訳じゃない。たまたま、ピアノの音が…」

「たまたまぁ!?」


急に彼女は、大声を出した。
鼓膜が破れる。うるさい女だほんとに。


「たまたまだとしたら!それって運命だよね!!うわー!それもそれで結構いいかも…」


なにをいってるんだこの女は。

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