君の笑顔は眩しく、ときどきせつない
「もう一度やり直そう。完璧な演奏なら私たち確実に1位だったんだから。これからずっと1位取り続けるんだから、1回くらい他のペアに1位あげてやろうよ。」


かなは優しくみなとに言った。

みなとはひと粒涙を流した。
ゆっくりとかなに向かって歩いてきた。
二人は抱き合った。



よかった…。



それにしても永澤にあんな過去があったなんて。
知らなかった。
永澤はゆっくり階段に向かって歩き出した。
俺もそれに続いた。
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