君の笑顔は眩しく、ときどきせつない
でも。たまに思う。
羨ましいと。
単純な世間話に笑ったり、
友達の幸せな話を聞いて喜んだり、
流行りの映画をみて感動して涙を流したり、
俺にはそのどれもが
できない。
なにも感じないのだ。
全て人間が作り上げたもので、
人を感動させたり、笑わせたり、喜ばせたり、
そういう感情にさせたいがために作られた
フィクションなんだと。
他の人が騙されても
俺は騙されないと、なぜか、
対抗心を燃やしてしまうのだ。