君の笑顔は眩しく、ときどきせつない

「嘘…だよな。」

「嘘じゃない。」

そのとき俺は気づいた。
一瞬、俺は彼女の言葉に驚き、
彼女から目をそらしてしまったのだった。

俺はもう一度まっすぐに彼女を見つめた。

「本当に君が殺したのか。」

彼女は少し驚いたようだったが、続けた。

「私が殺った。」

だが、今までまっすぐに見つめていた彼女は、
そっと俺から目をそらした。

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