君の笑顔は眩しく、ときどきせつない
蘇る記憶
俺には兄がいる。
萩尾つばさ。
これが俺の兄だ。
兄はとても優秀で家族のヒーローだ。
それは俺にとってもそうだ。
俺はたくさんの人に誉められ、
期待され、
それに答える兄を尊敬していた。
兄の背中が俺にとって目印だった。
兄と同じ道を辿ることで、
きっと俺もヒーローになれると思っていた。
だからずっと俺は兄と同じ道を歩んできたのだ。