[第四弾]雨音


「同じクラスだよな?」

『あ…それじゃ』

無理やり傘を押し付けて、彼の元から去った

濡れたアスファルトには雨粒が伝っていた


私が…誰なのかばれたくない。知らない誰かでいい

私は、あの人の特別になろうとは思わない
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