男装したら数日でバレて、国王陛下に溺愛されています
アベルと朝食を終えたミシェルは手作りの袋を持って城を出た。アベルから侍従見習いの証明証をもらってあるから、門を通行するにも堂々だ。
ミシェルはそれを大事にポケットにしまい部屋を出た。
ついでにアベルはミシェルが王城で迷子にならないように、門までの道を紙に書いてくれていた。
それを見ながら、ロドルフと通った馬車道を歩き、大きな門に出た。衛兵がいる建物の窓口でミシェルは立ち止まる。
ミシェルは侍従見習いを証明された紙を衛兵に見せる。
「お願いします」
「町へ行くのか?」
「はい!」
建物から出てきた衛兵に尋ねられ、ミシェルは嬉しそうに返事をする。
「歩くと二時間くらいかかるぞ?」
「二時間ですね。平気です」
そこへ一頭立ての荷台があるだけの馬車が停まった。荷台には色々な野菜カスが転がっている。野菜を料理場まで運んだ帰りのようだ。
「これに乗って行けばいい。俺が交渉してやろう」
親切な衛兵は馬の手綱を持っている年配の男に町まで乗せていってもらえないか話してくれた。
この馬車であれば一時間もかからずに町へ行けそうだ。
ミシェルはそれを大事にポケットにしまい部屋を出た。
ついでにアベルはミシェルが王城で迷子にならないように、門までの道を紙に書いてくれていた。
それを見ながら、ロドルフと通った馬車道を歩き、大きな門に出た。衛兵がいる建物の窓口でミシェルは立ち止まる。
ミシェルは侍従見習いを証明された紙を衛兵に見せる。
「お願いします」
「町へ行くのか?」
「はい!」
建物から出てきた衛兵に尋ねられ、ミシェルは嬉しそうに返事をする。
「歩くと二時間くらいかかるぞ?」
「二時間ですね。平気です」
そこへ一頭立ての荷台があるだけの馬車が停まった。荷台には色々な野菜カスが転がっている。野菜を料理場まで運んだ帰りのようだ。
「これに乗って行けばいい。俺が交渉してやろう」
親切な衛兵は馬の手綱を持っている年配の男に町まで乗せていってもらえないか話してくれた。
この馬車であれば一時間もかからずに町へ行けそうだ。