サーシャ・プーシキン  Я Вас Люблю
よし、みんなあたしのこと見えてない


にしてもすごい人だまりだなぁ


これからなに始まるんだろう






…バチッ


あれ、いま誰かと目があった


はて、誰だろう

どこかで見たような気がしたんだが・・・


ースタスタ


やばい、こっちくるっ


なんで!? やっぱあたしのことこの人に見えてるの?


ーフワッ

え!?

抱きしめられてる?


「ナターシャ、聞いてくれ,我がいとしき人よ。わかってるんだおまえは俺を一度も愛したことないなんて。結婚して体は俺のものだ、だが君の心は君だけのものだった。そして君はその心をそこにいるダンテスにささげた。いいかい、俺は君を攻めてるわけではないんだよ。俺は反省してるよあの舞踏会のとききみに一目ぼれしたことも、強引に結婚させようとしたことのも全部。そうすれば君はいま、本当に好きな人と結婚して幸せになってるね…だけどこれだけは覚えて頂戴、俺は何があっても決して後悔しないよ、君と結婚したことも・・・」

????

まっ、ストップ!?

第一にあたしはナターシャでもなーたでもないし


あなたと結婚した覚えも

愛した覚えもないわよ!!
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