いつまでも君と奏でたいメロディ
楓が家に帰ると彩音が話しかけてきた。母親は遅いと問い詰めたが、父親がまあまあと収めてくれたお陰でその日は免れた。だが母親は納得してなくて、何をしているか聞き出すつもりでいた…。


楓:ただいま、父さん、母さん。


彩音:おかえり、お姉ちゃん。


蘭:楓、遅いじゃない何やってたの?。時間守れないなら部活動も禁止よ。


楓:ごめんなさい、母さん。


來:母さん、たまにはいいじゃないか?。明日からは気をつけなさい、着替えて来たら夕飯にしよう。


楓:はい、父さん。


蘭:待ちなさい、まだ話は終わってないわよ。父さんが甘いから守れないの、私はもっと厳しくするわ。


來:パシンッ。いい加減にしなさい、楓は高校生だ。部活や友達と話したりしたいだろ?。ならば門限定める、20時行こ外出するな。わかったか?。


蘭:嫌よ、楓は子供なの。だから管理しなくちゃいけないのがわからないのよ。楓、出てきなさい話は終わってないわ。


來:グイ、わからないなら頭冷やしてこい今日は帰らなくていいから。


バタン。


蘭:あなた、開けてください。


來:駄目だ、許さん。一晩反省してから帰ってこい、蘭。
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