ダドリー夫妻の朝と夜
いつの間にかエミリアは、アーサーの指を夢中でしゃぶっていた。時には、軽く歯を立ててしごく。アーサーも指を動かして、頬の内側を撫で、歯をくすぐる。
アーサーの巧みな指使いとの追いかけっこを楽しみながらも、エミリアは徐々に物足りなさを覚えた。
アーサーのもう片方の手は、エミリアの張りのある乳房を揉みほぐし、全身に愛撫を与え、すっかりエミリアに昨夜の悦びを思い起こさせてしまっていたからだ。
それをどう伝えれば良いかわからず、アーサーを見つめる。
「希望があるなら、教えてくれ」
「……」
「私の妻は、何がお望みか」
アーサーの顔が近づいてくる。
エミリアのものより薄くて大きな唇に目がいく。
「答えないなら、君のお気に入りを授けようか」
アーサーは指を引き抜くと、代わりに唇を与えた。すぐさま舌が入ってくる。指がそうしたように、舌と舌で絡ませあうと、乱らな水音がエミリアの鼓膜を犯した。
「あ……っ」
唾液をまとった指先が、エミリアの足の間に入り込もうとする。
「エミリア、足を開きなさい」
「でも……」
「自分の手で足を押さえるんだ」
アーサーは唇を離すと、エミリアの手を自分の膝を掴むように誘導した。
「そうしないと、もうキスは終わりだ」
キスしてくれないのは嫌だ。でも、これはどうにも恥ずかしい。
困ったエミリアが両手を差し伸べると、アーサーはほんのわずかに苦笑しながらエミリアを抱き込み、もう一度キスしてくれた。
それに安心して、エミリアはおずおずと足を開く。
アーサーの手はするりとそこへ入り込んで、エミリアに快楽を与えた。
アーサーの巧みな指使いとの追いかけっこを楽しみながらも、エミリアは徐々に物足りなさを覚えた。
アーサーのもう片方の手は、エミリアの張りのある乳房を揉みほぐし、全身に愛撫を与え、すっかりエミリアに昨夜の悦びを思い起こさせてしまっていたからだ。
それをどう伝えれば良いかわからず、アーサーを見つめる。
「希望があるなら、教えてくれ」
「……」
「私の妻は、何がお望みか」
アーサーの顔が近づいてくる。
エミリアのものより薄くて大きな唇に目がいく。
「答えないなら、君のお気に入りを授けようか」
アーサーは指を引き抜くと、代わりに唇を与えた。すぐさま舌が入ってくる。指がそうしたように、舌と舌で絡ませあうと、乱らな水音がエミリアの鼓膜を犯した。
「あ……っ」
唾液をまとった指先が、エミリアの足の間に入り込もうとする。
「エミリア、足を開きなさい」
「でも……」
「自分の手で足を押さえるんだ」
アーサーは唇を離すと、エミリアの手を自分の膝を掴むように誘導した。
「そうしないと、もうキスは終わりだ」
キスしてくれないのは嫌だ。でも、これはどうにも恥ずかしい。
困ったエミリアが両手を差し伸べると、アーサーはほんのわずかに苦笑しながらエミリアを抱き込み、もう一度キスしてくれた。
それに安心して、エミリアはおずおずと足を開く。
アーサーの手はするりとそこへ入り込んで、エミリアに快楽を与えた。