俺に惚れていいよ

黙って守られてろ






「で?付き合うことになったの、あんたたち?」

朝練後、いつもの通り女の子に囲まれてニコニコしているあいつを見ながら沙耶が言う。



「いや、それはない」

私はスマホを片手に真顔で答える。



「でも、嘉志はそう思ってんじゃないの?」

「...」


その言葉にちょっとだけ視線をあいつに移す。







< 93 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop