ライアー
「寝てねーつってんだろ。どうせ1日かそこらの徹夜だと思ってんだろ。今飲んだらぜってー悪酔いする。」
忌々しそうに呟きながらも 空になったグラスを持ち上げたから、どうやら飲むのに付き合う気にはなったらしい。
「で、結局なんなの?」
すぐに用件はって言い出すんだから、日常会話ができたもんじゃない。
そういう男なのは重々承知してるんだけど。
前に、用は特にない、呼んでみただけって言ったら30分もしないうちに帰ったこともある。
2、3ヶ月に1回、ただの学生時代の同級生が誘うのに不自然じゃない間隔で、ネタを集め、悩みを無理矢理作り出し、連絡する。
わずか3時間ほど、ほとんど私が話してばかりでろくな相槌もない、そんな甲斐性のない男にみっともなくすがってる。
忌々しそうに呟きながらも 空になったグラスを持ち上げたから、どうやら飲むのに付き合う気にはなったらしい。
「で、結局なんなの?」
すぐに用件はって言い出すんだから、日常会話ができたもんじゃない。
そういう男なのは重々承知してるんだけど。
前に、用は特にない、呼んでみただけって言ったら30分もしないうちに帰ったこともある。
2、3ヶ月に1回、ただの学生時代の同級生が誘うのに不自然じゃない間隔で、ネタを集め、悩みを無理矢理作り出し、連絡する。
わずか3時間ほど、ほとんど私が話してばかりでろくな相槌もない、そんな甲斐性のない男にみっともなくすがってる。