見つめていたい


家に着いた時にはもう12時を過ぎていた。

いつになくお母さんには怒られ、珍しくお父さんにも…おかげで門限を作られてしまった。

けど、いつもみたいにへこんだりはしない、それよりも、柚木くんのことが心配だったから…

ひとりぼっちであのアパートにいて、また熱が出たらどうしよう…かわいそう…

ベッドに入っても、ずっと、柚木くんのことを考えていた。

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また、ほとんど眠れないまま朝を迎えた。
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