それはサイダーみたいな恋でした。
炭酸音
シュワ
私はいつものようにペットボトルの蓋を開け、ごくごくと炭酸を体に流し込んだ。
「ぷはぁ!生き返る!!」
足首が海にどっぷり浸かり冷たい波が当たる。
一人きりのこの空間。
色々な音もこの波が飲み込んでくれる。とても和やかな空間だ。
そろそろ夕日が沈んできたので、帰ろうかとしていた所に遠くで1人、突っ立ってる人がいた。
カメラを構えてる…ん?こっちに構えてない?
遠くに見えた人物はこちらにカメラを向け始めていた。
カシャ
カメラを構えた人物が構えを外した時、綺麗な瞳が見えた。