ヴァンパイアの花嫁
アメリアの身体はあちこち傷つき血を流していた。


シェリルを見るとベッドの上で血だらけになり気を失っていた。


「レオン、こんな極上の獲物を隠しておいちゃダメだよ」


サンノーゼは悪びれた風もなくレオンに微笑んだ。


目が真っ赤になり歯は鋭く尖っている。


完全にシェリルの血に酔っていた。


どんなヴァンパイアだろうと、シェリルの血をすすりたくなるだろう。


そそられる血の匂いにレオンはそれをぐっと堪える。




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