ヴァンパイアの花嫁
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「ねえねえ、アメリア~。様子を見に行った方がいいよ~」


ダーモッドが使い魔専用の居間のソファで、本を読んでいるアメリアに言う。


「そんなに心配ならお前が行けばいい」


そう言うアメリアも落ち着かなかった。


レオン様がずっと部屋から出てこない。


もう3日もだ。


その時、アメリアの脳裏にレオンの声が聞こえた。



『アメリア、温かい飲み物を持って来い』



アメリアが誰ともなく、にやりと笑って立ち上がった。


「おいアメリア、どこへ行くんだよっ」


ダーモッドもソファから慌てて立ち上がる。




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