ヴァンパイアの花嫁
「それともティナちゃんを娶るつもりなのかい?」


エミリオが聞いた時、レオンがドアに顔を向けた。


すぐにアメリアに付き添われてピンク色のドレスを着たティナが車イスで入ってきた。


「ティナ」


レオンは立ち上がり、車イスのティナに近づく。


「おはようございます。レオン」


頬をピンクに染めてティナは歩いてくるレオンを見た。


「おはよう。今日は気分がよさそうだ」


レオンはそっとティナを抱き上げた。




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