ヴァンパイアの花嫁
「ダーモッドのことは気にしなくていい。私は何も罰は与えない。ダーモッドもそれを知っている」


「罰を受けるのはあたしです。あたしのせいで――」


ティナの言葉をさえぎり、レオンは口を挟む。


「ティナ、もうその話は終わりだ、忘れなさい」


これ以上、悩んで欲しくない。


レオンはきっぱりとティナに言い渡した。




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