ヴァンパイアの花嫁

危機

ティナはアメリアに心配かけないよう、ベッドに横になったものの眠れなかった。


どのくらい時間が経っただろうか。


静かに部屋のドアが開かれ、誰かが入ってきた。


アメリアが部屋を真っ暗にして行ってしまった為、誰が入ってきたかわからない。


誰かが傍に来た。


そして自分を見下ろしている。


その手がティナに伸びた。


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