ヴァンパイアの花嫁
シェリルは今日も窓際のイスに座りぼんやり外を見ていた。
窓の向こう側にたくさんの白いものがちらつき始めた。
これがレオン様が言っていた雪……?
手を伸ばせば雪に触れられるだろうか。
出来るわけがない。
雪と自分の間には大きな窓ガラスがさえぎっているのだから。
身体が動けば……。
アメリアに何でもやってもらわなければならない自分が嫌だった。
そんな毎日が幸せなのか。
生きていられるだけでも幸せなのか……。
どうせ動けないのだから生きていても辛いだけ。
寂しい……。
ひとりきりで過ごすシェリルは自問自答の毎日だった。
窓の向こう側にたくさんの白いものがちらつき始めた。
これがレオン様が言っていた雪……?
手を伸ばせば雪に触れられるだろうか。
出来るわけがない。
雪と自分の間には大きな窓ガラスがさえぎっているのだから。
身体が動けば……。
アメリアに何でもやってもらわなければならない自分が嫌だった。
そんな毎日が幸せなのか。
生きていられるだけでも幸せなのか……。
どうせ動けないのだから生きていても辛いだけ。
寂しい……。
ひとりきりで過ごすシェリルは自問自答の毎日だった。