Hey girls!調子はいかが?
「ふふふっ。」
外野で晴が笑ってる。酷くない?って気持ちを込めて晴を見る。
「だってしょうがないじゃん、瞳面白いんだもん。」
だからそんなことないってばー!!
「瞳ちゃんが面白いのはさておき、2人ともちょっと熱下がってるね。さっき飲んだ解熱剤が今は効いてるから熱は下がってるけど、切れたらまた上がってるかもしれない。今、これといって薬出したり注射したりすることはしないけど、しんどくなったらナースコール、ちゃんとしてね?夜中でも大丈夫だから。」
「はい。」「うん。」
「晴ちゃん、絶対だよ??」
「わかってるよー!なんで私に念押しするのさ…。」
「え?だって晴ちゃん前科あるじゃない。それにずーっと病院きてなかったし??」
「うっ…。」
晴、痛いところつかれたなー…。
「先に言っとくけど、瞳の方が私より病院嫌いだからね!!私より瞳の方に念押しするべきだよ!」
うわ、君はなんてことを言うんだ、晴さん!
私の顔、絶対引きつってるよ…。
「あれま。わかった?瞳ちゃんもだよ??いい?」
「…善処します。」
「信用ならないな〜。」
「大丈夫です、多分。」
遠藤先生も白井さんも笑ってる。
「あと1時間ぐらいで消灯だからゆっくり休んでね。今日私当直だから。夜も1回見に来るから。それじゃ、一応おやすみ。」
「おやすみなさーい。」「ありがとうございました。」
つかれた…。
本当に怒涛の数日だったな。今日なんかは朝学校に行ってテスト受けたかと思えば放課後には田川先生の車に乗せられて病院。そのまま入院。展開が急ピッチ過ぎて正直頭がついて行かない。
変な話、晴が一緒だから今のところ何とかなってるけど、晴がいなかったらどうなってるかわからない。
それに、まだ心電図やってない…。
いつやるのかな、やりたくないな。怖い。
心電図なんて特に痛いことはないのに、どうしてこんなに怖いんだろう…。
そんなことをぼけーっと取り留めもなく考えている。気がついたら晴は寝ていて、私も知らない間に眠りに落ちていた。