【続】0.0000034%の奇跡
たくさんの企画書が手元に届いた。
スケジュールの合間を縫って執り行うので、現状厳しい企画もあった。
えっと、なになに?
依頼者の学校に潜入してプチドッキリって……スケジュール的に厳しいかと。
依頼してくれた子、埼玉なんですけどね。
なので自宅に行くという企画も同時に消える。
急に舞い込んできたテレビのお仕事。
やると決めたらやり通す!がモットーですが、予約いただいている患者さんに迷惑はかけれない。
結婚式本番まではあと2ヶ月。
それまでに打ち合わせ日は一度しか取れなくてある意味ぶっつけ本番だ。
番組プロデューサーの中堂さんとも密に連絡を取り合っているがなかなか決まらない現状。
そんな中、あるプランが提示され二つ返事で実行に移すことになった。
妹さんにプチドッキリ当日。
ハガキをくれた妹さんと初対面。
それは、学校でもなく自宅でもなく私の職場だ。
クリニック内の別室で白衣を着たままモニターの前で待つ私。
スタッフさんのみ自宅に伺い、そこで当選発表。
私は一部始終モニター越しで確認しながら妹さんとは中継で繋ぎ接触する。
実際会えないのは残念だけどこれしか方法はなくて……