【続】0.0000034%の奇跡
お風呂からあがると瑚子に絵本を読んで寝かしつけてる智くん。
本当は智くんだって疲れてるよね。
ぐっすり眠る瑚子の横で智くんも寝落ちしてる。
あどけない寝顔……父娘そっくり。
こうして家族になることがあなたと出逢えて最初に持った夢だった。
愛しい横顔。
自然と手は伸び髪に触れる。
胸が徐々に熱を帯びていく。
頬に触れたら仰向けになった。
起きたのかなって一瞬喜んだのに静かに寝息を立ててる。
ねぇねぇ、一緒のベットで寝ようよ?
しばらく見つめても動く気配なし。
車の中でのキスがまだ頭から離れない私はまるで盛りのついたメス犬……
さっきからずっと智くんの唇見てしまう……欲しくなってる。
明日も仕事なのに、ゴメンね?
智くんが……欲しいです。
襲っちゃう私を許して?
いただきます……
ゆっくりと唇を重ね、ついばむように……徐々に深く……
起きてるの分かってるんだよ?
イジワル………
服の中に手が入ってきたら体を起こす。
このタイミングでのおあずけが一番堪えるはず。
物足りない…?
まだ欲しいでしょ…?
キスをねだる可愛いあなた、サッと体を引いて交わす。