【続】0.0000034%の奇跡
次に映像のプロデューサーさんで猪俣良太氏。
まだ若いと思ったら同い年でした。
清潔感あってフットワークも軽い感じで第一印象はマル。
同じ世代ということでホッとしていたのに持ち出された企画書に目を通した時点で唖然。
こっちもかなり本気モードな人だ。
右も左もまだわからない人間からすれば、こうやって1つの作品が仕上がっていく過程とそれに関わる人たちの想いの圧が凄すぎて温度差を感じれずには居られない。
本当に………
私で良いのでしょうか!?
下積みがある訳でも昔から歌一本で努力してきた訳でもない私が。
何か、自分では把握しきれない範囲まで知らず知らず巻き込んでしまっているような……
私はその想いに応えることが出来るのだろうか。
怖気づく私をその度に「大丈夫だよ、芹には越えられる、高みに登って違った景色見て来なよ」って智くんが背中を押してくれる。
「僕も隣に居るから」は魔法の言葉だ。
一緒に見るんだと思えば幾分も心が軽くなる。