【続】0.0000034%の奇跡
談笑のページでは笑い合ってる。
いつの間にこんな仲良くなってんの?
ひゃぁ〜!本当に智くん格好良すぎ。
どのショットもキマってる。
笑うとクシャッてなるの。
「もう見たの?」
隅々まで読んでたらかなり集中しちゃってて気配に気付かなかった。
恥ずかしそうにする智くんはコーヒー片手に隣に座る。
一番お気に入りなアップのページを見せて「同じ顔して」って無茶ぶり。
「え〜出来るかなぁ」と真っ赤になりながらやってみるけど一瞬キマってすぐクシャッと笑う。
「無理だ〜!恥ずかしすぎる!」って顔を隠すんだよ。
可愛すぎじゃない?ノロケていい?
そういうとこが私の心を掴んで離さないの。
「もうコレ永久保存版だね」
「えぇ?そうなの?ん〜、やっぱダメ、恥ずかしすぎる」
持っていた雑誌を取り上げようとするから阻止する。
「ダメだってば私のだから…!」
「本人ここに居るからもういいでしょ」
「ダメダメ、これにはこれの良さが…」