彼女が死んだ物語
あれから、私の生活は灰色になった。
けれど、一応うまくやっているつもり。
そりゃあ、ナミに合いたいし、話したいけれど、
仕方ないから。
でも、ナミは私の中にいる。
いつでも話を聞いてくれる。
これから私はどう生きればいいのか分からない。
だけど、とりあえず、走ってみよう。
親友のナミは、死んでしまった。
でもそのかわり、私が生まれてきたような気がする。
これは、彼女が死んで、彼女が生まれた物語。