天罰
5
今日は初めて悟くんと電話をすることになった。
彼の声が聞いてみたくて私から電話しようと言ったのだけど。
私の記憶は8歳の時の少年の声で止まってる。
成長をした彼はどんな声をしてるのだろうと考えるだけで
ドキドキするのだけど期待と違っていたら悲しいから
あまり考えないようにもした。
「じゃぁ、かけるね」
「うん、待ってます」
コール音が鳴って程なくして繋がった。
「もしもし?」
わぁ、思わず声が漏れそうになるのを抑え
「あ、もしもし?悟くん?」とだけ答えた。
「はい、そうです。桃さん、相変わらず綺麗な声してますね」
「悟くんこそ!想像以上に低い声でびっくりしたよ!格好いい!」
思わず本心をそのままそっくり伝えてしまったのだけど
彼はお世辞だと思ったのか
「え?俺はそんなに自分の声好きじゃないんですよね」と答えた。
「え?なんで?」
「なんか眠そうな声に聞こえるんで・・・」
「確かに!」
そして二人は笑い合った。
悟くんと話してると楽しくて1時間もあっという間に感じた。
もっとずっと話していたい。私は段々悟くんに惹かれ始めていた。
彼の声が聞いてみたくて私から電話しようと言ったのだけど。
私の記憶は8歳の時の少年の声で止まってる。
成長をした彼はどんな声をしてるのだろうと考えるだけで
ドキドキするのだけど期待と違っていたら悲しいから
あまり考えないようにもした。
「じゃぁ、かけるね」
「うん、待ってます」
コール音が鳴って程なくして繋がった。
「もしもし?」
わぁ、思わず声が漏れそうになるのを抑え
「あ、もしもし?悟くん?」とだけ答えた。
「はい、そうです。桃さん、相変わらず綺麗な声してますね」
「悟くんこそ!想像以上に低い声でびっくりしたよ!格好いい!」
思わず本心をそのままそっくり伝えてしまったのだけど
彼はお世辞だと思ったのか
「え?俺はそんなに自分の声好きじゃないんですよね」と答えた。
「え?なんで?」
「なんか眠そうな声に聞こえるんで・・・」
「確かに!」
そして二人は笑い合った。
悟くんと話してると楽しくて1時間もあっという間に感じた。
もっとずっと話していたい。私は段々悟くんに惹かれ始めていた。