天罰
彼がシャワーを終え、私もシャワーを終えると
部屋の明かりを暗くして私たちは自然とベッドの中に入った。

いつものように彼が私の上になってキスをして
私の身体を愛撫した。その度、自分でも信じられないくらい
色っぽい吐息が漏れた。

「なんか今日の桃はエロいな。興奮する」
「え?そう・・・?」

彼には言えない秘密。
私はずっと目をつむり悟くんにされていると思っていた。
私の頭の中では悟くんに感じていた。

彼のものを愛撫するときも同じだった。

悟くん、悟くん、悟くん・・・・・・・

私は最低だと思う。
バックの時が一番彼を感じて興奮した。
どうか、自分の罪がこれ以上大きくならないようにと切に願った。
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