天罰
大江戸温泉に着くと浴衣に着替え、再び彼と賑やかな屋台の前で合流した。
観覧車から降りた後、まだ熱が冷め止まぬ私は
恍惚状態のままどうやってここに辿り着いたのか覚えていなかった。
悟くんはすごく浴衣姿が似合っていた。
「浴衣似合うね!」
そう言うと
「いや、桃さんの方が似合いますよ!和服美人です」と
私よりも褒めて返した。
「ありがとう。じゃぁ、足湯に行こうか」
そう言って彼に背を向けると悟くんは私の右側に近づき
私の右手を取って手を繋いだ。
「え?」
私は驚いて彼の方を見上げた。
「ちょっと・・・」
小声で彼を諭そうとすると
「こんな賑わいだ大勢の中で手を繋いだって誰も気にしませんよ」
と言われ素直に受け入れてしまった。
10つの年の差がある二人が手を繋いだらどう思われるだろうと少し気になり
周りを見渡したが誰も私たちに気を止める人はいなかった。
「桃さん、行きましょう」
そう言って彼に軽く引っ張られるまま足湯へと向かった。
観覧車から降りた後、まだ熱が冷め止まぬ私は
恍惚状態のままどうやってここに辿り着いたのか覚えていなかった。
悟くんはすごく浴衣姿が似合っていた。
「浴衣似合うね!」
そう言うと
「いや、桃さんの方が似合いますよ!和服美人です」と
私よりも褒めて返した。
「ありがとう。じゃぁ、足湯に行こうか」
そう言って彼に背を向けると悟くんは私の右側に近づき
私の右手を取って手を繋いだ。
「え?」
私は驚いて彼の方を見上げた。
「ちょっと・・・」
小声で彼を諭そうとすると
「こんな賑わいだ大勢の中で手を繋いだって誰も気にしませんよ」
と言われ素直に受け入れてしまった。
10つの年の差がある二人が手を繋いだらどう思われるだろうと少し気になり
周りを見渡したが誰も私たちに気を止める人はいなかった。
「桃さん、行きましょう」
そう言って彼に軽く引っ張られるまま足湯へと向かった。