天罰
5、6分して彼はバスローブ姿で出てきた。
髪はまだ濡れていてタオルで乾かしながら出てきた。

「桃さん、次良いですよ」

「うん・・・」

私はシャワー室に入った。

もう戻れない。このまま私は悟くんと・・・。
シャワーで軽く体をすすぎ、ボディシャンプーで体を洗うと
またシャワーですすいだ。
髪の毛と顔は寝る前に洗おうと思い、
バスローブに着替え、シャワー室を後にした。

ベッドの上にくつろいでいた彼がムクッと起き上がった。
私はそれを尻目に灯りを落とした。

ゆっくりと私もベッドの上に上がった。
「桃さん・・・」

「キャッ・・」

彼は私の右腕を掴むと引っ張って自分の方に引き寄せた。

そのまま私を抱き締めると荒々しく私を求めるかのように
キスを繰り返した。
彼は私を寝かせると私の着ているバスローブをゆっくり外し始めた。

私の身体を見て彼は思わず息を飲んだ。

「桃さん・・・すっごく綺麗です」
「もうそんなにまじまじ見ないでよ〜」
私は自分の体ではなく顔を隠した。
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