ずっと……
そんな話しをしていると、後ろから鈴木くんが話しかけてきた。
「高橋さん、松尾先生が数学準備室に来てって呼んでるけど」
「え?あ、ありがとう!!」
お礼を言うと、なぜか顔を赤くして去っていく。
ってか、なんで呼ばれたの?
不思議で仕方ない。
「彼も可哀想に」
1人だけ、なぜか哀れんでいた。
なんでかわからないけど。
「ほら、早く行きなよ~!!
”愛し”のダーリンが呼んでるんだから」
いや、愛しを強調すんなし!!
しかも、ダーリンとか照れるんですけど?
なんて心の中で突っ込んで、私は未来に「行ってきま~す」と言って松尾が待つ数学準備室まで向かった。